デイドリイム
昼に起きて、同居人エスに簡単なスープをつくり、同居人エスは撮影に出かけた。
しーんとした薄暗部屋でぼんやりしていたけど、もう1人の自分の声が煩く、もう1人の自分の想像力が右脳をどんどん侵食してくるので落ち着かず動悸もするので、眠剤を飲んでまた眠った。
5時過ぎに同居人エスが一時帰宅しぐっすりとした眠りから起きた。
上機嫌なエスをぼんやり眺めていた。
上機嫌なエスは、わたしにフリーダカーロに扮した森村泰昌の手鏡をくれた。
そして真っ赤のアロハを颯爽と羽織り夜の街に消えていった。
家に誰もいないが焼肉でも食べたいなぁと、ぼんやり思ったら焼肉で食べようと友達から連絡があって、あたしも夜の街に消えた。
白昼夢みたいな日だった。